ハムレットの世情日記

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zoom RSS 無電柱化

<<   作成日時 : 2009/05/06 21:46   >>

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ヨーロッパへいくと街並みが日本と違ってすっきりしていることに気が付く。
何でだろう。建物の高さを統一している、石造りの建物群などなど考えられるが、理由は電信柱がない為なのである。ロンドン、パリは完全地中化だし、風光明媚なスイスの観光地には電信柱がないのだ。


 日本ではどうか。私の住んでいる横浜では電信柱には本来の電力ケーブルのほかに電話線、インターネット、ケーブルTV、などがそれも複数社のものが張り巡らされて不気味なくらいである。

 電柱のない風景といえば、皇居周辺か田園調布の高級住宅街ぐらいしか思い浮かばないが実はいま日本で“無電柱化計画”が進行中なのをご存じだろうか。

 まずは日本の無電柱化の歴史をひもといてみよう。取り組みが始まったのは、なんと1986年。実は20年以上も続く壮大な“国家的プロジェクト”なのだ。2003年度末までの4期で、約5500kmもの無電柱化を実施。2004年度に始まった第5期計画が今年度末で終了するため、現在は6期目の計画に向けて調整中とのこと。

 無電柱化の必要性は、バリアフリー化など安全で快適な通行空間の確保や、災害時の避難や輸送を考えても重要。さらに、電気や通信ネットワークの信頼性向上、都市景観の改善といった狙いもある。景観がよくなれば観光振興にもつながるなど、二次的効果も期待できるのである。

 だったら最初から埋めていれば…というツッコミはさておき、たしかにあのゴミゴミした電柱や電線がなくなれば、魅力的に生まれ変わる観光地は多そう。

 ただし、課題もある。最大のネックとなるのがコストである。無電柱化にかかる費用は、地方自治体や関連事業者にも相応の負担がかかるが、なにしろ自治体は軒並み財政難、企業もこの不況でアップアップなのだ。

 無電柱化といえば、以前は地中に埋める方法が主体でしたが、現在は幹線道路など広い表通りの配線を裏道に迂回させて表通りから電柱をなくす方法なども採用されている。これなら道路を掘削する必要もなく、大幅なコストダウンとなる。

 少しでもコストを減らして無電柱化を推進しようという涙ぐましい努力があるのだ。

まだまだ道のりは遠そうだけど、地方財政の好転と景気の回復に期待しつつ、気長に行方を見守るしかない。

下表は主要国の無電柱化率
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