ハムレットの世情日記

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zoom RSS 【Power Supply】     原発はエコのウソ

<<   作成日時 : 2011/06/05 20:35   >>

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 相も変わらず、原発事故の責任の所在を巡って泥をなすり合う政府・東電・原子力安全委員会を見ていると、「CO2削減」「エコ」など言って原子力発電を祭り上げていたのがはるか昔のことのように思える。

 近年の日本の原子力政策は、環境への配慮(今となっては冗談としか聞こえないが…)という“錦の御旗”のもと、推し進められてきたわけだが、今回の福島原発の事故で安全神話は完全に吹き飛んだ。ドイツをはじめヨーロッパ諸国はフランスを除いて原発からの撤退を決めた。

 事故処理で原子力安全委員会や安全保安院はどこへいったという気になる。現場では深刻な原発事故の拡大を防ぐべく、「総力戦」が日夜続いている。しかし、聞こえてくるのは「作戦は成功」という大本営発表ばかりで、冷静な評価や高度な専門知識に支えられた今後の見通しが示されることはない。東電が発表した事故沈静化への工程表などはとても信じる気になれない。

 今日になって原子力安全委のデタラメ(斑目)委員長は国の安全指針(全ての交流電源の喪失など考慮する必要はないとしたもの)が間違いだった、原子力村の馴れ合いの中で見落としていた、反省しているなんてバカ発言をしている。

 引き際の悪いダメ菅は先日のG8でひとつだけ良いことを言った。本人の思い付きかもしれないが日本の10,000,000戸の住宅にソーラーパネルを設置する発言だ。太陽光や太陽熱は大いに利用すべきである。

 原発はエコのウソ

1.「原子力はCO2を出さない」のウソ 

 地球温暖化が叫ばれるようになって以来、原子力発電のPRには必ずといっていいほど「CO2を排出しない」という文言が入るようになったが、これはあくまでも“発電時にはCO2を排出しない”ということだ。燃料のウラン採掘やウラン原鉱の製錬、ウラン濃縮、そして燃料棒の形への加工、それらの運搬など、それぞれの過程ではおびただしい量のCO2を排出しているのである。

2.原発は地球を暖め続けている 

 ただ、これだけであれば、単にCO2の排出量のみ比較した場合、原子力は火力や水力発電よりも比較的“環境に優しい”ことになる。

 しかし、原子力はさらに直接的に地球環境に悪影響を与え続けているのである。

 現在使われている標準的な原子力発電所の発電量は100万キロワットだが、原子炉の中では300万キロワットもの熱が生み出されている。つまり原子炉で生み出された熱の3分の1程度しか電気に変わっていないことになる。
 では残りの200万キロワットはどうなっているかというと、捨てられているのだ。
 

 具体的には、海水を原子力発電所内に引き込み、原子炉で生み出されたものの余ってしまった熱でその海水を暖め、海に戻している。こうすることで余った熱は捨てられるのである。

 しかし、問題は暖められた海水。 

 実に毎秒70トンもの海水が原発内に引き込まれ、吸収した熱で水温が7℃上がった状態で海に戻されるのだ。年間で計算すると、日本にある合計54基の原発は実に約1000億トンもの“7℃温度が高い水”を海に流していることになる。日本に流れるすべての河川の一年間の流量の合計が約4000億トンといえば、1000億トンがどれほどの量かわかるだろう。
 これでは、とても原子力は環境にやさしいなどとはいえないだ。

<参考図書>

小出裕章著『原発のウソ』(扶桑社/刊)






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